ヒプノセラピーとは?

ヒプノセラピーとは、HYPNOSIS=催眠を使った、THERAPY=療法のことをいい、日本語では「催眠療法」と訳されます。

ヒプノセラピーを受けるメリット

メリット1~潜在意識という深層意識の深い領域にアクセスできる。

ヒプノセラピーを利用すると、人の心理的な問題の根源的な理由が発生している潜在意識にアクセスして、暗示やイメージや退行テクニックを使い、比較的短い時間で心を肯定的な状態に変化させることができます。

メリット2~リラックス効果

ヒプノセラピーは催眠状態を利用した心理療法なのですが、催眠状態とは深い瞑想状態に似ており、催眠に入るだけでも深いリラックスを体験することができ、ストレスは軽減され、健やかな心の状態を養うことができます。

メリット3~幼少期のトラウマを解消することができる。

ヒプノセラピーのテクニックである年齢退行、インナーチャイルドセラピーを通して、幼い頃のトラウマを癒すことができます。社会学者のモリス マッセイによると、幼少期の0歳から6歳ぐらいまでは刷り込み期と呼ばれており、ここで体験したことが私たちの性格形成に大きく影響を及ぼしていると言っています。特に否定的な体験からくるトラウマは私たちの人生に大きな影響を及ぼしており、これらを癒すことで、人生を前向きに生きることができるようになります。

メリット4~前世記憶にアクセスできる。

ヒプノセラピーの前世療法を通して、前世の記憶にアクセスすることができるとされています。前世療法はアメリカの精神科医である、ブライアン・ワイス博士によって開発されたヒプノセラピーのテクニックです。ブライアン・ワイス博士によると、私たちの意識は死後も輪廻転生という生まれ変わりを経験しており、過去に体験したすべての記憶が私たちの深層意識に保存されているとしています。これらの過去世に否定的なトラウマがあると、それらが今の人生に否定的な影響を及ぼすとしています。前世療法を受けることでこれらのトラウマを癒すことができ、人生をより前向きなものにすることができるようになります。

メリット5~暗示を深層意識にインストールすることができる。

私たちは外界にあるものを認識するときに、言葉=言語によって物事を認識しています。例えば人前でスピーチするのが不得意な人は、「私は人前でスピーチするのが苦手だ」という言葉を使って、それを現実化させています。しかし、深層意識の深い領域に、「私は人前でスピーチをするのが得意だ」という言葉=暗示を刷り込むことで、実際にスピーチをするときの心の状態と行動に変化を起こすことができます。私たちの潜在意識には判断機能はないと言われており、どのような暗示に対しても素直に反応します。暗示療法とはことのような性質を利用するセラピー手法のことを言います。

メリット6~目標を達成しやすくなります。

私たちの意識は集中したところに向かう性質を持っています。この性質を利用して、達成したい目標を成功イメージとして潜在意識にインストールして、その目標を達成するためにやるべき行動を起こすことで、目標を達成しやすくなります。

ヒプノセラピーの歴史

紀元前

ヒプノセラピーは人類最古のセラピーと言われており、人の歴史と同時に行われていた心理療法と言っても過言ではないでしょう。歴史上確認されているのは、エジプトの歴史書に記載されている「眠りの寺院」が有名です。病気などを抱えた人たちが「眠りの寺院」と呼ばれていな建物の中に入り、そこには祈祷師のような人がいたのですが、患者に暗示を与えることでヒーリングを起こしていました。

1500年〜

ヒプノセラピーは主にヨーロッパを中心に広まります。パラケルススは磁気と暗示を使ってさまざまな病気を癒しましたし、1600年代には、アイルランドに、バレンタイン・グレートレークスが現れ、磁気ヒーリングや暗示などを使い病人を癒していました。1700年代には、フランツ・アントン・メスメルというオーストリア出身の医師が現れ、彼もまた磁気ヒーリングと暗示を使ってさまざまな病気を癒しました。ロンドン大学の医学部の教授であった、ジョン・エリットソンはメスメルが使用していた、メスメリズムを多様しておりました。

1800年〜

スコットランド出身のジェームス・ブレイドはメスメルの手法であったメスメリズムを深く学び、彼が使っていた手法に対して、”HYPNOSIS”つまり、”催眠”と名づけました。この頃から、人の潜在意識にアクセスして肯定的な変化を起こすテクニックは、「催眠」と呼ばれるようになります。

1900年~

ヨーロッパを中心に発展してきた催眠はアメリカにわたり、さららんる発展を遂げます。ハーバード大学のボリス・サイディスの「暗示の心理学」は催眠を学術的に扱った書籍として特に有名な書籍です。

また、精神科医師のミルトン・エリクソンはアメリカの医療界に催眠を認めさせる上で大きな役割を担いました。

ヒプノセラピーの手法について

暗示療法

暗示療法はヒプノセラピーの最も基本となるテクニックです。人を催眠状態に誘導して、被暗示性を高めて、潜在意識に心の状態や行動に変化を与える言葉をインストールします。

イメージ療法

イメージ療法はヒプノセラピーの最も基本となる暗示にイメージを追加したテクニックです。人を催眠状態に誘導して、被暗示性を高めて、成功イメージを潜在意識に繰り返しインストールして、心の状態や行動に変化を与えます。

年齢退行療法

年齢退行は、主に過去のトラウマを癒す手法として使用されます。人を催眠状態に誘導して、潜在意識に対して問題の原因と思われる過去の記憶を掘り起こすように命令し、過去のトラウマを受けたシーンを追体験しながらトラウマを癒す手法です。

前世療法

前世退行は、主に前世のトラウマを癒す手法として使用されます。人を催眠状態に誘導して、潜在意識に対して問題の原因と思われる前世の記憶を掘り起こすように命令し、トラウマを受けたシーンを追体験しながらトラウマを癒す手法です。

ヒプノセラピーのやり方について

ステップ1~事前面談

どのような問題でヒプノセラピーを受けようとしているのか、いつからその問題を意識していたのか?など、問題とその背景にある状況を詳しく聞き出します。

ステップ2~ゴールを設定する

ヒプノセラピーを受けることで、どのような結果に辿り着きたいのか?問題が消えたクライアントはどのような状態になっているのか?というゴールを設定して、その状態を達成するためのセッションがスタートします。

ステップ3~催眠状態とはどのような状態なのかを説明する。

催眠状態がどのような状態なのかを説明します。クライアントの中には、催眠という状態が非日常的な状態である期待されている方がいたり、反対に、催眠に入ると心をコントロールされるのではないかと恐怖心を抱く人もいます。このような非現実的な期待や恐怖を緩和して、催眠に入るとどのような状態になるのかを説明します。

被暗示性テスト

実際に催眠誘導をする前に、被暗示性テストを使って、催眠に入る前のウォーミングアップをします。

催眠に誘導する。

リクライニングチェアなどを利用して、クライアントを催眠状態に誘導します。

必要なワークを行う。

問題に応じて、暗示療法、イメージ療法、年齢退行、インナーチャイルドの癒し、前世療法、ハイヤーセルフとの対話、など、必要なテクニックを使用します。

催眠を解く

催眠状態から覚ますために、解催眠をします。

事後面談

施術した内容について、フィードバックします。

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